恐怖!開かずのドリンクホルダー!中古BMW e90 320iでDIY修理

椎那です。

 

あれは、暑い夏の夜のことでした。

 

私は車で家に帰ってきて、ドリンクホルダーから飲み物を取り、ドリンクホルダーを押し戻して収納しようとしました。

 

BMW e90のドリンクホルダーは、せり出してくるタイプのドリンクホルダーなのです。

 

すると…

 

 

バキッ…!!

 

 

何かが弾けた音とともにドリンクホルダーが勢い良く閉まりました!

 

冷や汗と沈黙

 

そうです…

ドリンクホルダーが壊れました…

 

いくら押してもドリンクホルダーは出てきてくれません。

完全に沈黙です。

引きこもりです。

 

助手席側のドリンクホルダーはいつもどおり出てきてくれます。

問題は手が届きません。

 

そんなわけで!

ホラー風に書いてみましたが、今回はドリンクホルダーのDIY修理を紹介します!

直せましたよ!

できました!

今ではいつも通りのドリンクホルダーに戻ってくれました!

 

部品交換すると8000円ほどかかるそうな…

価格もホラー!!

ドリンクホルダーの外し方

まずはパネルを外しましょう。

はめ込んであるだけなので、内張り剥がし等で剥がしましょう。

折らないようにゆっくり慎重に作業しましょうね。

端っこからのほうが内張り剥がしを入れやすいですよ。

ドリンクホルダーは2つのネジで留まっています。

ネジを外したら引っ張るだけで外れます。

意外としっかりとはまっており、固かったです。

外したネジはなくさないように元の穴に軽く回して戻しておくと良いですよ!

ドリンクホルダーの構造

取り出すとマシンガンのマガジンのような形をしてました。

いきなりバラバラですが構成部品は下の写真のようになっています。

大きい3つのパーツですが、上から、蓋、ボディ、ホルダー部となっています。

左の小さいパーツ2つは、上から、ギア、バネとなっています。

まずは蓋を外しましょう。

爪で留まっているので、折らないように気をつけてください。

これも結構固いです。

 

個別の写真も載せます。

こちらがボディです。

ボディとホルダー部は外れないように爪で止まる仕組みになっています。

この爪を浮かせるために内張りを突っ込んで、浮いたのを見計らって力づくで抜きました。

固すぎです。けがしないように気を付けてください。

怪我ポイントです。

続いて、ホルダー部

ボディとの爪は背面に隠れてます。

左下の丸いところにバネが挟まってます。固定されていません。挟まってるだけです。

引っ張ればバネは外れます。

そして、外したバネです。

金属の板を丸めて作ってあります。伸ばすと元に戻ろうとします。

ドリンクホルダーを出したとき、バネは縮みきっている状態です。

ドリンクホルダーを収納するとき、バネは伸ばされている状態でロックされます。

そして再びドリンクホルダーを出したとき、バネが元に戻ろうとする力を利用してドリンクホルダーが出てきます。

このバネ、危険です。

「どこまで伸びるんだろう~。」

バチン!

引っ張って遊んでいたら、思いっきり指を挟みました。

とっても痛いです。怪我ポイントです。

 

そして、最後にギアです。

小さいです!

外すとき飛んで行ってしまうと探すのが大変です!

 

このギア、何に使われるかというと、ドリンクホルダーのスピード調整です。

バネの力強さを身をもって体感された方はわかると思いますが(体感しないでください)、とても強いバネです。

そのままですと、ドリンクホルダーはシュコン!と力強く出てきます。

「ドリンクですか!ドリンクですね!ドリンクですよね!」

とても元気の良いドリンクホルダーになります。

 

ですが、このギアを使うことによってドリンクホルダーの動作をゆっくりにすることができるのです。

「ドリンク、いれますか?」

ちょっと大人の余裕を持ったドリンクホルダーになります。

 

ドリンクホルダーを直した方法

さて、修理方法ですが、クリップを使いました。

壊れた原因はバネを留めていた樹脂部分が欠けてしまったことです。

そのため、バネを固定する部分が必要になります。

そこで、クリップをひっかけ、バネが抜けないようにしました。

 

このままでは固定されないので、クリップの形状をグニャグニャまげて蓋と、ボディの隙間に挟めこみました。

これで固定することができました。

あとは、外した順序と逆に作業して元通りです!

おわりに

今回は引きこもりになったドリンクホルダーを修理しました。

部品交換だと8000円ほどかかるホラー案件でしたが、DIY修理することができましたね。

 

今回は、外れてしまったバネを固定するためにクリップを使いました。

正直、この方法はとても面倒です。

うまくクリップを曲げられなければ、蓋とボディの間に挟めるのは難しいです。

 

「バネを固定するだけだから、バネの先端を折り返せば良いんじゃない?」

 

作業途中に思いついたのですが、ペンチが無かったのでできませんでした…

 

代わりとして作業動画を見つけました。

この動画はバネ先端を折り曲げてます!

英語の動画ですが、映像だけでもわかりやすいです!

動画の方法のほうが簡単です!

 

作業の怪我ポイントが2つありました。

危ない作業もありますので、安全に気を付けて作業してくださいね。

 

椎那でした。